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2020版からのバージョンアップポイント


★2024版では主として2020版に搭載のRESA-5を
2024年1月9日に施行の報酬算定基準告示第8号に準拠させた
RESA-6にバージョンアップさせたことがおもな改良点です。


★業務報酬算定(RESA-6)に関する改良点
新告示第8号に準じて以下の改良を行いました。
1.  告示第8号で見直しがあった略算法の人・時間数表と2024年改訂の大臣官房官庁営繕部制定の「設計業務等積算要領」記載の方程式に基づいた用途と面積に応じて算出する人時間計算方法の改正を行いました。
略算法の新しい人・時間表では、従来の数値が実態と乖離しているとして大きく変更となった戸建て住宅始め、幾つかの用途の数値が変更されています。また、全く変更のない用途もあります。
告示第18号から第8号への増減値を示した表を作成してあります。

 → 
https://www.tectoplan.com/PDF/kokuji98-8zougen.pdf

また、人時間数には、省エネ基準への適合の全面義務化に対応した業務量が設定されています。
2.  難易度設定部分を変更しました。
複数該当する場合に、該当する全ての難易度係数を乗じることができるように見直されました。

3.  複合建築物に係る業務量の算定方法を一本化する等の変更をしました。
4.  インボイス制度に対応し、適格請求書や見積書を作成できるように改良しました。
★その他 入力の手間を省くための改良等
1. 各ファイルのMENU画面のデザインをマイナーチェンジしました。
2. RESA-6の入力シート等では、条件などの選択に応じて利用しないエリアにグレーのマスキングする部分を整理し直し、より入力しやすくなるような改良を実施しました。

また、解説を加えて方が良いと思われるセルへの補足コメントを増やしました。


2019版からのバージョンアップポイント

★業務量集計ソフトの組み込み
平成31年告示第98号の中の略算法の各用途別の業務量の表の値は、建築関係団体から提供されたデータに基づいて算定されています。しかし、そのデータのサンプル数が十分ではなく、現状を正しく反映していないのではないかという観測があります。

そこで、日事連では、傘下の建築士事務所からより多くのデータを集めて、国土交通省へ提供し、次期の報酬基準制定に反映してもらうことを目的として新しいデータ収集方法を作成することとしました。
ある時期に一斉にアンケートを取る方法ではなく、多くの建築士事務所の協力をいただき、日々の業務の中で少しづつデータを蓄積する方法として本ソフトを開発し、JAAFMSTの中に組み込みました。

今回の告示第8号では、まだこの成果が反映されたかどうか不明ですが、引き続きデータを収集します。

本ソフトは3つのMSエクセルのファイルで成り立ち、JAAFMST2024のサブフォルダ「Work_rate」の中に納められています。「Work_rate」のサブメニューも新設し、JAAFMSTのメインメニュー画面に、このフォルダへ移動できるボタンを新規に加えました。


2014、2015、2016、2019、2020版から2024版への

入力済データを継承・活用するための方法を説明いたします。
(事務所協会会員用、非会員用共通)

こちら